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Third’s Story

Third’s Story

神奈川県藤沢市にあるThird(サード)ベビー&キッズショップのオーナーのAyakaです。

Thirdは子育ての壮絶さに驚いた私が、子育てに励む方のサードスペースを作りたいという想いからオープンした海外デザイナーズブランドのセレクトショップです。

このブログでは、Thirdや仕事のこと、育児のこと、私の想いなどを書いています。

 

数あるベビー服・子供服セレクトショップ、もちろんその数だけ開業に至るまでのストーリーがあります。

アパレル、デザイン、赤ちゃん、子ども。

全く関わったことのない業界で、Third(サード)をオープンしたストーリー。

 

きっかけは長男の誕生

環境の変化や人間関係に比較的強い私が、初めてストレスが体に影響を与えるほどの壁にぶち当たったのが、育児でした。

夫の家族は海の向こう、私の家族は5時間ほどかかる山の中。

親族の近くにいない24時間続く育児は永遠にも感じられ、逃げ場のない環境が自分を追い込んでいたのでしょう。

夫に時間をもらって外出をしたり、趣味を充実させてみたりするものの、根本的な改善は見られず、それでもやってくる日々の生活をなんとかこなす日々でした。

 

育児以外の何かを探して

日々を過ごす中で感じたことは、時代の流れとともに変化している共働きや核家族といった生活環境に支援サービスが追いついていないということ。

そう気づいた時からずっと子育て世代に関わることをしたいと決めていたと思います。

それからは育児以外のことに時間を使いたい、自分のようなママやパパの役に立てたらと、子育て情報サイトを運営したり、子育てポッドキャストの配信をスタートしました。

 

帰省先のアメリカ、旅行先の韓国で

そんな中で訪れた夫の実家のあるアメリカ、ボストン。

街を歩いていると、海外ブランドの洋服やおもちゃ、本などが揃うベビー&キッズ向けのセレクトショップに思わず引き込まれました。

気さくなオーナーと、所狭しと並べられた海外デザイナーのこだわり詰まったアイテムに夢中になって気づけば1時間が経っていました。

ふらりと立ち寄り、洗礼された空間の中で、想いのこもったアイテムを選びながら、会話を楽しむ。

海外ではこういった小さなセレクトショップをよく見かけるのですが、日本ではあまりないですよね。

 

家族旅行で訪れた韓国では、ショッピングモールにもデザイン、品質、機能性の高いベビー&キッズアイテムが揃い、親も真剣にショッピングを楽しみました。

さらに感動したのが、キッズカフェの存在。

平日には学校終わりのママ友が子どもを連れて、休日にはパパが子どもを連れて、寒い冬や暑い夏にも役立つ場所で、親も楽しくなるような工夫された遊び場や、可愛いインテリア、美味しい料理。

子どもが遊んでいる間にゆっくり食事を楽しんだり、大人だけで会話を楽しんだり、仕事や趣味の時間に使ったり…

 

子育て世代に必要な場所

海外に行く機会の多い我が家だから気づいた、日本と海外の子育て環境の違いはいくつかあるのですが、日本では親子・子ども向けのサービスは”存在すること”に価値が置かれ、その先の質、デザイン等を追求した場所が少ないことにもどかしさや違和感を覚えました。

それゆえ子どもを連れていると、どこに行っても育児の延長線上でしかなく、大人がワクワクできる機会が一気に減ってしまうため、育児=大変というイメージだけが強くなってしまう。

子育てをしながらでも、子どもと一緒でも、価値あるものを楽しむことのできる、子育て世代の第3の場所を作ろうとThird(サード) をオープンしました。