神奈川県藤沢市にあるThird(サード)ベビー&キッズショップのオーナーのAyakaです。
Thirdは子育ての壮絶さに驚いた私が、子育てに励む方のサードスペースを作りたいという想いからオープンした海外デザイナーズブランドのセレクトショップです。
このブログでは、Thirdや仕事のこと、育児のこと、私の想いなどを書いています。
インスタグラムでとある投稿が目につきました。
私がお取り扱いさせていただいているオーストラリアのブランド、Cinnamon Baby がデザイナーズブランドの価値について書いたもの。
海外子供服を販売するものとして読まずにはいられない内容で、デザイナーズブランドの価値について改めて考えさせられました。
”今日目が覚めると、別の大手企業が当社の画像やデザインを盗み、それをエシカルまたはサステナブルな視点からは不可能な価格で販売しているのを見ました。そこで、Temu/Alibaba/AliexpressなどのWebサイトについて少し説明しようと思いました。
これらのWebサイトはデザイナーではなく、メーカーです。彼らのページにデザインがある場合、それは彼らがそのデザインを盗んで使用したか、中小企業のデザインを使用して独自の画像を再作成しただけです。
多くの人は、中小企業のデザインがこのようなWebサイトに掲載されていると、当社が「ドロップシッピング」を行っていると思ったり、私たちのコミュニティを誤解させます。
私たちは高品質の製品とユニークなデザインを作るために一生懸命働いています。だからこそ、他人の努力を盗むのではなく、地元のデザイナーにお金を払っています。そしてこれが私たちの美しいデザイナーが作成したLimoneTと、次のページにあるのがTemuに載っていた盗まれたTです。
どうかスモールビジネスのサポートをお願いします。私たちは地球や地球に住む人々に害のない衣類を作るためにベストを尽くしています。この経済において中小企業として生き残ることはすでに非常に困難であり、私たちはコミュニティのすべてのサポートに感謝しています。”
5年前の自分は
長男が生まれ、初めての育児にあたふたして可愛い子供服を探す余裕もなく、海外子供服の存在なんて全く知らず、今必要な服を近所で買ったり、某通販サイトで注文、義母が買ってきてくれた服を着させる日々。
そんな生活の中で訪れたアメリカで海外子供服の存在を知り、そのデザインに惹かれて服だけでなく、育児用品等も購入するようになりました。
デザインだけではないことを知る
海外子供服が自分のやりたい事と結びついて、Thirdをオープンするに至るのですが、セレクトショップをオープンするまで知ることのなかったブランド側の努力と葛藤を知りました。
・デザイナーが一つのデザインにどれだけの時間を費やしているか
・物価高騰の中で子どものことを想った原料選びと値付け
・やっとの思い出販売に至ると模倣品として売られる現実
販売に至るまでのプロセスの中のほんの一部を、たった一文で書きましたが、この他にも多くの工程があってやっとできあがる一着なのです。
小さなビジネスをサポートしたい
物価高騰や円安の影響で値段が上がっている海外子供服ですが、その中には評価されるべき理由があって、必ず消費者の生活を豊かなものにしてくれるものであると思っています。
デザインに惹かれて知った海外子供服ですが、今ではブランドの想いや努力からも海外子供服を選択したいと思わされます。
自我が芽生えるまでの限られた数年間しか選んであげることのできないかもしれない洋服、皆さまもThirdで思い入れのある一着に巡り会えますように。