神奈川県藤沢市にあるThird(サード)ベビー&キッズショップのオーナーのAyakaです。
Thirdは子育ての壮絶さに驚いた私が、子育てに励む方のサードスペースを作りたいという想いからオープンした海外デザイナーズブランドのセレクトショップです。
このブログでは、Thirdや仕事のこと、育児のこと、私の想いなどを書いています。
繊細な肌の赤ちゃん、敏感肌の子どもの肌をいたわる方法として知っておきたいのが、化学肥料や農薬を使わないオーガニックコットンでできた製品の選択。
”マミー、お尻が痒い”
トイトレを初めて少し経った頃、息子がお尻が痒いと言い出しました。
赤ちゃんの頃から大きな肌トラブルはないものの、冬になると乾燥肌が目立っていた息子。
どうせ汚れるものだからと、素材を確認せず安い下着を使用していたのですが、数週間経った頃からカサカサの湿疹を繰り返していました。
敏感肌の夫にオーガニックコットンの下着へ変えてみることを提案され、変えてみるとそれから肌トラブルは起こっていません。
一度触れると虜になる
栽培過程や商品加工の際に、多くの化学肥料・化学薬品等が使われるコットン。
化学肥料を使わずに育てられ、化学薬品を使わずに作られたオーガニックコットン。
触ってみるとその差は歴然で、滑らかでしっとりしていて肌にすっと馴染むような質感のオーガニックコットン製品。
布製品が肌に触れる機会の多い赤ちゃんには、下着や服の他にもベビーガーゼ、スタイ、おくるみ等もThirdで人気があります。
また、その肌触りに感動してご出産祝いに購入される方も多くいらっしゃいます。
環境にも人権にもいい選択
”オーガニック”という言葉から、肌に良いことはご存知の方も多いと思いますが、環境・労働条件という点からもオーガニックコットンは長けています。
コットンを生産するには私たちが想像もつかないほどの水が必要。その量はTシャツ1枚分のコットンの栽培に2,700L以上。
さらに、枯葉剤・除草剤・防虫剤・殺虫剤などの化学薬品により土は劣化し、商品加工の際には漂白剤などの化学薬品により、水質汚染の問題も。
その点オーガニックコットンは、化学薬品を使用せず、なんと使用する水も91%も少なく済むというデータがあります。
また、 オーガニックコットンは労働者にも配慮されて生産されており、児童労働の禁止や栽培農家が最低限必要な賃金をきちんと得られているなど、私たちにとっては当たり前に見えることも普通のコットン栽培では日常的に行われている事実であり、消費者の選択もいかに重要かと考えられます。
これから増えてくるであろうオーガニックコットン製品の買い物をする際には、世界基準の第三者機関であるオーガニックコットンの認定団体「GOTS(グローバル・オーガニック・テキスタイル・スタンダード)」から認証を受けているかは確認したい点。
これだけメリットの多いオーガニックコットンですが、デザインや取り扱い店舗はまだまだ少ないのが現実ですが、オーガニックコットンに注力しているブランドをThirdでも積極的にお取り扱いしていきます。